【カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-】ミュージカル・プレイ

  • 脚本・演出
    石田 昌也
    • 原作:伊吹 有喜『カンパニー』(新潮社刊)
  • 出演
    珠城りょう 愛希れいか 美弥るりか
    京三紗 憧花ゆりの 綾月せり 光月るう 夏月都 響れおな 宇月颯 玲実 くれあ 紫門ゆりや
    白雪さち花 千海華蘭 貴澄隼人 早乙女わかば 香咲蘭 輝月ゆうま 月城かなと 夢奈瑠音 叶羽時 蓮 つかさ 海乃美月 暁千星 美園さくら 輝生かなで 英かおと

私人生初宝塚
バレエをモチーフにした演目を目にして
どんなもんだろうと抽選に申し込んだらチケットが取れて
東京宝塚劇場
日生劇場やシアタークリエには何度か行ってますが初宝塚劇場
途中不安になって地図確かめて劇場へ
電車が遅れて少し遅くなってしまい劇場自体を楽しむ時間はなかったけれど
劇場部分は横長なのか、なんか「細い」って印象
チケットは2階席の3列目60番台で「S席買ったけどはずれの部類?」と思って席へたどり着くと
舞台が近くてびっくり
新国立劇場の中劇場の座席をイメージしていたけれど
ずっとコンパクト、すぐ下に舞台がある、嬉しい
さて、問題の演目なのだけれど
当たり前といえば当たり前だが、バレエ部分を楽しむ演目ではなかった
ストーリーとしてものすごく楽しかったかというとそうでもなかった
なので、少し残念
以下雑感

    • ショートカットのバレエ講師がものすごくバレエ講師っぽかった。上方も姿勢もあんな人ホントにいる。
    • バレエ団のプリマとして登場したお嬢様は「自己中心的な社長の娘でも実は良い人」役設定だと思うが、嫌な奴感が全くなくのっけから良い人にしか思えない。バレエ団のことも考え、自分の立ち居地もわきまえ、最後の展開は不憫な上にサポートまでして超善人。
    • 左遷された専務のことを途中同僚が「青柳さんの提案を自分の提案としていた」みたいなことを言われていたのを「部下の冒険的な挑戦の責任を負う優れた上司」的に受け取っていて、突然左遷されていて驚いた。こんな勘違いをするのは私だけだろうか。
    • どうしてもバレエ部分、つまさきが気になる。足上がんないよね(普通以上に上がってます)、少し重いよね(普通以上に跳べてます)、回れないよね(普通以上に回れてます)、は許せても、「つまさきーーーっ」。バレエシューズではなかったからなのか?
    • バーバリアンがかっこよかった。
    • 周り舞台を使ってのバレエの演出プランはありかも!実際やっているところはあるかもしれないが、残念ながら存じ上げない。今回の舞台では回っている円盤上で、ピケアラベス→シャッセアントラセをやられていたが、止まっているのにとても動きがあって面白かった。
    • ロットバルトにスポットを当てた白鳥のプランも興味深い。若い頃のように踊れなくなった男性ダンサーのために製作したという話もリアル。実際あったら観てみたい。