大ホール【リーズの結婚 全3幕】英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
- 音楽
フェルディナン・エロール 編曲:ジョン・ランチベリー - 指揮
ポール・マーフィー 演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 - 台本
ジャン・ドーベルヴァル - 振付
フレデリック・アシュトン - 衣裳・装置
オスバート・ランカスター - 照明
ピーター・テイゲン - 主な配役
開演前に元団員の山本康介さんと現芸術監督のデヴィッド・ビントリー氏のプレトークあり
「リーズの結婚」の原題名の説明やフレッドステップ、独特な角度をつけたポジションなど
これから見るにあたって楽しみを増幅してくれるであろうポイントを含んだ解説や
ビントリー氏はアシュトンとの思い出話など
お二人とも楽しませようとするサービス精神とにじみでるジェントリーさが素敵
少し早めに会場につけて本当に良かった
ビントリー氏については
だいぶ昔に新国立劇場のバレエの芸術監督をされていたときに
たまたま取った日にもビントリー氏のトークがついていたことがあったのだけれど
その時も感じたのだが、なんだか本当にいい人オーラで幸せにさせてくれる
私初めての「リーズの結婚」
なんとも気楽なプログラムで楽しい
鶏の気ぐるみを着てのダンスや本物のポニーの登場
木靴を履いてのタップ、両手に釜を持っての踊りや、スティックを持っての踊り
それはそれは大変なステップてんこ盛りだし魅せるテクニックも散りばめられており
バレエちょっと観てみたいなという鑑賞初心者から
寝ても覚めてもバレエ漬けの上級者まで楽しめる演目と
今回の座組みはそれに応える踊り手、カンパニーで
(私としてはアランがちょっといじめられっこ風に見え切なく感じたり
もう少し何とかならないかと思うところもあったけれど)
観終わって帰りの道すがらも思いだしながら「ふふふ」と嬉しい演目だった
3階席とちょっと舞台から距離のある席からだったけれど
リーズを踊られたセリーヌ・ギッテンスの素晴らしかったこと
とてもチャーミングで物語の中を生きている
コーラスのタイロン・シングルトンはちょっと「頑張れ!」とどきどきさせられた箇所もあったけれど
セリーヌととても良い組み合わせで2人がおおらかで観ていてとても楽しそう
イギリスというよりは南仏やイタリア、中南米を思わせ
風貌からの印象もあるとは思うがちょっとラテン寄り
このペアはドンキとかきっと楽しくみせてくれそうだろうなぁと
ちょっと妄想