テレビくんにきをつけて

テレビくんにきをつけて

保育園の貸し出し図書
これと選んだら保育園の玄関の廊下にぺたっと座り込み
読みはじめ
玄関のマットで寝っ転がって読み続け
読了させて持ち帰ってまた読む
これは面白かった
子供の反応が面白い
突然現れたテレビくんがいろいろ教えてくれる
教えてくれる事象はちょっと本当っぽいことが混じっていて
「いちごのブツブツはごまだよ」とか
「しんごうがあかになったらあかいいろのくるまだけスタートしていいのさ」とか
「ふねはえいごでヒップというんだおぼえてね」とか
新しく仕入れた情報を得意げに私に教えてくれる
情報の伝達の仕方をどんとぶつけられた衝撃
デマを拡散させるのは悪意ではないのだと改めて得心する
これは子どもと本を読む親が試される絵本
どんな反応をしたらいいのかと思い
相方を呼んで一緒に読ませたら
相方は素直に
「それは違うよー」と朗らかに返していた
そうすると息子も「違うよねえー」と笑う
違うかもと息子も思っていたのだろうか
でも絵本ではこう書いてあるしと
いろいろ考えていたんだろうなぁ
朗らかに「違うよー」と言い切った相方にも感服する
本当に違うのだろうか
それも含めて「てれびくんにきをつけて」なのだろう