【noon dance performance TRIP】
昨年観て大感激の公演
今年も期待満々で浅草駅へ
東武線で川を渡りぐるっとゆっくり弧を描いて駅に入ってくる感じが
また良い感じ
1989年竣工のアサヒビール本社ビルに隣接する『スーパードライホール』俗称『うんこビル』
フランスのデザイナー、フィリップ・スタルク氏によるもの
屋上の金の塊「炎のオブジェ」は「躍進するアサヒビールの心の象徴」なのだとか
昨年は入り口に通ずるエスカレエエーターの入り口にチラシやらが貼ってあって
解りやすかったのだけれども
今年は素っ気ない感じ
初めて来た人は確実に迷うはず
何人かきっと間違えて反対側のレストランに入ったに違いない
ホールは本当に広い空間
舞台はシートを轢いて
客席は3段に置かれた椅子が2面
そして見るべき施設はトイレ
昨年より照明が明るくなった気がする
和式の数が多いところに少し古さも感じる
男子トイレは滝が流れているのだと
見てみたい
ワンドリンク付きで今年もオリオンビールを貰う
ビールを飲みながら鑑賞するシチュエーション
贅沢
暗い暗闇から始まる『TRIP』
人が現れ交差して
絡んで遊んで
離れて行く
特に女性陣の足先の美しいこと
訓練して鍛錬して得た自由な身体
休憩が入って首藤泉さん
『Ester』・振付 Jermaine Spivey
髪型か？衣装か？色の黒さか？
夏休みで箍の外れた小学生の女の子みたい
とにかくエネルギーの塊
滑稽さもあり
色っぽさもあり
そして発達した内ふくらはぎに釘付け
逞しい
最後の『Given Form』は全員で
コンタクトインプロなの？
退いたり押したり挑んだり
全員参加は人数が多すぎるかな
ちょっと散漫な感じ
でも沢山綺麗だったりはっとしたり素敵な瞬間が沢山
難しいけれど楽しい
その中で中村恩恵さんの笑顔に象徴される存在感
ほわっと温かい
帰りは歩いて上野駅まで出る
上野駅まであと少しのところで雨に降られる
