【THE BEE】【日本バージョン】
- 原作
筒井康隆
〜「毟りあい」(新潮社刊)より〜 - 脚本
野田秀樹 コリン・ティーバンColin Teevan - 演出
野田秀樹 - 出演
野田秀樹 秋山菜津子 近藤良平 浅野和之 - スタッフ
・美術/堀尾幸男 ・照明/小川幾雄 ・選曲・効果/高都幸男 ・舞台監督/瀧原寿子
・プロデューサー/北村明子
客席の後の壁に設けられたチューブ状の椅子(背もたれ)のトラムシートで鑑賞
椅子席よりも1500円御安いのですが
座り心地が私の背とお尻の形に合わず非常に悪く
上演時間が1時間強で本当に良かった
これが3時間とかだったらげんなりしてしまう
で、一番後に立っている状態で見ているにもかかわらず
舞台がよく見えない
何故なのだ
って背もたれ部分のチューブに腰掛ける
けれど見えない
不思議
原作を読んではいないけれど
一緒に観に行った御仁は20年前に読んでいて
原作の方がより痛いと
毟っているのは彼なのか私なのか
それとも傍観者なのか
見終わった瞬間よりも
時が経つにつれじわじわと効いてくる
1枚の大きな紙が壁になり家になり
スクリーンになり封筒になり
最後は丸められてしまう
で、流れる曲は「剣の舞」の軽快なメロディーに乗って
「好きか嫌いか嫌いか好きか〜」
狂気と言って良いのでしょうが
それで処理できないのが一番痛いところでしょうか
私の痛さの感じどころとしては