【山田洋次監督が選んだ日本の名作100本〜家族編〜】「二十四の瞳」
- 監督
木下惠介 - 原作
壷井栄 - 出演
高峰秀子 天本英世 八代敏之 木下尚寅 夏川静江 笠智衆 浦辺粂子
明石潮 高橋豊子 小林十九二 草香田鶴子 清川虹子 高原駿雄 浪花千栄子
田村高廣 郷古仁史 郷古秀樹 三浦礼 渡辺四郎 渡辺五雄
戸井田康国 宮川純一 宮川真 大槻義一 寺下隆章 寺下雄朗
清水龍雄 佐藤武志 佐藤国男 月丘夢路 石井シサ子 石井裕子
篠原都代子 小池章子 小池泰代 井川邦子 草野貞子 草野節子
小林トシ子 加瀬香代子 加瀬かを子 田辺南穂子 田辺由実子
尾津豊子 神原いく子 永井美子 上原雅子 上原博子 - 製作
桑田良太郎 - 脚色
木下惠介 - 撮影
楠田浩之 - 美術
中村公彦 - 照明
豊島良三 - 音楽
木下忠司 - 録音
大野久男
放映30分位過ぎた辺から見始める
ちょうど大石先生が落とし穴にはまった瞬間
それでももう既に私涙目
題名を聞いただけで涙腺がダメになる作品の一つ
男先生が頑張って音楽教えるとことか
可愛らしかったり
笠智衆って昔っからおじいさんの域だったんだなぁとか
面白く思っていても
次に繋がる子供たちが大石先生の家を訪ねる
道行きのシーンがぐっとくる布石だったりする
めでたく巡り会えて
御飯食べさせてもらって
浜で撮る写真
この1枚がもうまたダメ
それにしても大石先生のなんて無力なこと
生徒の進路にも
時局にも何も出来ない
ただ寄り添うだけ
身を引くだけ
戦争に行ってほしくないのに日章旗を振って送り出し
夫も母も子供も教え子も亡くし
泣いて
泣きみそ先生になっていく
撮影当時は30歳だった高峰秀子の
華やかな着物の若く愛らしい大石先生から
黒いもんぺでちんまくなってしまった大石先生への
変化の過程が見事
ちょっと最後は年を取らせ過ぎなんじゃないかと思うけど
(年齢の設定はいってても40代前半じゃないかな)
ずっと歌が流れる
静かな反戦映画
以前見た時は全く思わなかったのだけれども
ひょろひょろしていて天本英世がかっこいい
歌が上手だったのは月丘夢路だったのか
とか私の中での新しい発見がけっこう満載
子役は殆ど兄弟を使っていたということも
今回初め知りました