【山田洋次監督が選んだ日本の名作100本〜家族編〜】「二十四の瞳」

放映30分位過ぎた辺から見始める
ちょうど大石先生が落とし穴にはまった瞬間
それでももう既に私涙目
題名を聞いただけで涙腺がダメになる作品の一つ
男先生が頑張って音楽教えるとことか
可愛らしかったり
笠智衆って昔っからおじいさんの域だったんだなぁとか
面白く思っていても
次に繋がる子供たちが大石先生の家を訪ねる
道行きのシーンがぐっとくる布石だったりする
めでたく巡り会えて
御飯食べさせてもらって
浜で撮る写真
この1枚がもうまたダメ

それにしても大石先生のなんて無力なこと
生徒の進路にも
時局にも何も出来ない
ただ寄り添うだけ
身を引くだけ
戦争に行ってほしくないのに日章旗を振って送り出し
夫も母も子供も教え子も亡くし
泣いて
泣きみそ先生になっていく
撮影当時は30歳だった高峰秀子
華やかな着物の若く愛らしい大石先生から
黒いもんぺでちんまくなってしまった大石先生への
変化の過程が見事
ちょっと最後は年を取らせ過ぎなんじゃないかと思うけど
(年齢の設定はいってても40代前半じゃないかな)
ずっと歌が流れる
静かな反戦映画
以前見た時は全く思わなかったのだけれども
ひょろひょろしていて天本英世がかっこいい
歌が上手だったのは月丘夢路だったのか
とか私の中での新しい発見がけっこう満載
子役は殆ど兄弟を使っていたということも
今回初め知りました