オペラパレス【ビントレーのペンギン・カフェ】同時上演 バランシンの「シンフォニー・インC」フォーキンの「火の鳥」

 

■『火の鳥
振付:ミハイル・フォーキン 音楽:イーゴリー・ストラヴィンスキー

■『シンフォイー・インC』
振付:ジョージ・バランシン 音楽:ジョルジュ・ビゼー
<第一楽章>

  • プリンシパル:長田佳世/福岡雄大
  • コリフェ:西山裕子、大和雅美、福田圭吾、小柴富久修

<第二楽章>

  • プリンシパル:小野絢子/冨川祐樹
  • コリフェ:細田千晶、川口 藍、澤田展生、田中俊太朗

<第三楽章>

<第四楽章>

  • プリンシパル:本島美和/マイレン・トレウバエフ
  • コリフェ:さいとう美帆、高橋有里、アンダーシュ・ハンマル、原健太

■『ペンギン・カフェ
振付:デヴィッド・ビントレー 音楽:サイモン・ジェフス

  • ペンギン:さいとう美帆
  • ペンギンウェィター:西山裕子、大和雅美
  • ユタのオオツノヒツジ:湯川麻美子、マイレン・トレウバエフ
  • テキサスのカンガルーネズミ:八幡顕光
  • 豚鼻スカンクにつくノミ:高橋有里
  • ケープヤマシマウマ:芳賀望
  • 熱帯雨林の家族:貝川鐵夫、本島美和、田中雛羽
  • ブラジルのウーリーモンキー:グリゴリー・バリノフ

酒井はなさんを観に初台へ
そしたらデヴィット・ビントレー氏のアフタートーク付き
初見の演目も2つ
お楽しみが増えて嬉しい
火の鳥』は音楽はよく聴くが
バレエは初めて
こんな展開だったのかと
ちょっと笑ってしまいました
ロシアっぽい
衣装、舞台装置等は全体的に明度が暗くて
またこれもロシアっぽい
火の鳥がもっとばさばさして
派手な方が見栄えがしない?
そもそも見栄え云々の演目じゃないか
『シンフォニー・インC』は『火の鳥』打って変わって
華やかさを追求したような作品
次から次に奇麗にした男女が出てきて
美しいフォームで踊りまくる
ストーリーがないから
体調が芳しくない時は気を抜くと寝てしまう
お目当ての酒井はなさんは
他の女性踊り手とちょっと雰囲気が違う
好みでしょうが古いとか言われたり
太いとか言われますが
私は華や存在感を感じる
コンテ作品も貪欲に挑戦されていて
古いと評価されるのには違和感
体格的に胴が立体的なのかな、筒状
日本人女性は板状な方が多いような印象
でも酒井さん、実際にお会いすると細いんです
なので、舞台で華奢だなぁと思う方は
一体どれだけ細いんでしょうか
舞台を観るたびに思います
こういう作品は
上品にまとまるのも美しいですが
実力者が集うならではの
「どうだーっ!」感溢れる対戦的な感じでも楽しいんじゃないかな
ペンギン・カフェ』は着ぐるみと覆面
とにかくペンギンがかわいらしい動きをする
パンダやウサギとともにペンギンも存在が愛されキャラ
お得な生物
しかしその他の動物は不思議な雰囲気
絶滅危惧種、初めてお目にかかる動物ばかり
ダンサー達も心なしか楽しそう
常に観客を前に仕事をされている方々なので
違いはないのかもしれませんが
一般に顔を隠したり
元とは違うメイクをすると
大胆な行動をとることが出来るという話もあるので
ちょっといつもよりはじけていた気がします
アフタートーク
ユタのオオツノヒツジは
ごくごく視界が限られた覆面なのだと
ビントレー氏がおっしゃってました
メッセージ性の強い作品で汲み取ろうと観てしまっていたので
単純にダンサーの動きを楽しむために
もう一度観てみたい気もします
アフタートークでのビントレー氏は
集まった質問にも丁寧に答えられていたし
とても優しげで気さくな雰囲気の方でした
運営や指導となると厳しい方なのかもしれませんが
これからの数年の新国立劇場が楽しみです