中ホール【ドライビング・ミス・デイジー】


達者な役者が見せてくれる芝居を見ることが出来るのは幸せ
日本人が西欧人の役をする違和感を唱える人もいるけれど
そこが気になる人と気にならない人は何が違うのだろうか
私などはそこで躓いていては勿体ないと思う
それこそ英語を習得してからで無いとシェイクスピアが楽しめない
ロシア語がわからないとチェーホフに触れることができない
フランス語を獲得しないとモリエールを堪能できない
ドイツ語を理解しないとブレヒトを感じることができない
ことになってしまうので
その辺りは柔軟に
黒塗りの仲代達矢も楽しむことの出来る幸せ
本質はそこではないのですから
ベテランの二人が織りなす物語
場転も台詞も多く大変そうな芝居だけれども
お二人が楽しんでいる様がわかる舞台
これを全国を回って上演し続けているということに驚く
もの凄い体力だ
今回のパンフレットを読んで
訳兼演出の丹野さんが奈良岡さんの姪っ子さんだった事を知る
なんか凄い状況だなと