【霞晴れたら】2009年劇団民藝公演・紀伊國屋書店提携平成20年度文化庁芸術創造活動重点支援事業
期待以上に面白い舞台だった
女4人部屋の病室で繰り広げられる小さな物語の数珠
子供の立場からの親子関係の話
親の立場からの親子関係の話
熟年の夫婦関係
嫁姑関係
部屋に訪れる毒を履く酸素ボンベをする老女
ベテランと新人の看護師
それぞれが持つ物語が語られ絡んで
舞台はシーンシーンで暗転して進む
悪人はいないのに傷つけ合い
許していく再生の物語でもあったり
しょうがない諦めの物語であったり
何だか笑いながら泣いてしまう
民藝の客席は圧倒的な人生の先輩方で埋められているのだけれども
後の方には若者の姿も
私の後に座った演劇を志していると思われる若者が
もの凄く舞台を楽しんでいたのが意外
全然穿った見方をしていない!
いちいち演出に感心して
ちゃんと笑って
勉強している
ただ、思ったことをすぐ隣同士で囁き合うのが五月蝿かったけれどもね