【阿片と拳銃】劇団M.O.P.第43回公演

時代・場所がビュンビュン飛ぶ
41回公演の『ズビズビ。』が更に進化したか?
隣の席の女の子は最後には付いて行けずに
「よくわかんなかった」と漏らしていた
可愛そうに
程度鍛えないと観れないものなのかもしれない
モチーフとして男性が好むものが多かったからかも
舞台は
1939年の戦争がドアを叩いている程緊迫した上海の租界
1959年の京都の撮影所
1979年の浜松の老人ホーム
物語の初めはルネ・クレールのトーキー映画「巴里の屋根の下」
銀座で同じ回の映画を観た男女3人が乱闘劇を起こし留置所へ
「巴里の屋根の下」を唄い夜を明かす
この3人が再会を果たすのが数年後のきな臭い上海
それこそ阿片と拳銃の世界
上海の娼館で働いていたかの女性と結婚をした軍部に資金調達の為に働くかの男其の1
そこに共産主義者として検挙され転向し釈放された
かの男其の2が新聞の小さな広告に目を止め訪れる
そんな男女の長い長い物語
そして終演後恒例の意味の無い演奏が
良かった
キムラ緑子さんの歌声が良かった
なんだかすきっとしますね