【恐れを知らぬ川上音二郎一座】

柿落とし公演
地下へ潜る意外に小さな劇場
611席
座席自体も小さめかな
見上げるとボックス席もある
後方は段差もしっかりあって良いかな
と思って席に着いたら
前の男性が頭髪を中央にとんがらさせていて
どうもそれが銃口の照準のようになってしまって
舞台を観る焦点が合わない
おしゃれ男のばかばか
なのでかなり背筋伸ばし気味で観る
疲れた
三谷さんが劇場の為に当て書きした芝居ということ
ショーマストゴーオン
始まっていないけれど
ショーマストゴーオン
一晩でベニスの商人を作り上げて上演してしまうと言うお話
客席への入り口扉からの出はけがかなり多い
バルコニーのボックス席も効果的に活用
頭に川上音二郎の略歴がトントントンと講釈される
人生がびっくりする程の忙しさ
実は私は芝居のお話よりこちらの方が面白かった
実に破天荒
そして人を引きつける魅力のあった人なのだと
ユースケさんは全く演じるという感じではなく
そのまんま
浅野和之さんの女形蔵人が良い足腰
戸田恵子さんの背筋も良く
阿南健治さんの見事な跳躍力に見惚れ
堀内敬子さんの「伊東かめちゃん」が腹黒くて可愛らしかった