【W-view】Noism07

  • 振付
    安藤洋子 中村恩恵
  • 出演
    金森穣
    青木尚哉 井関佐和子 高原伸子 宮河愛一郎 山田勇
    堤悠輔 原田みのる 藤井泉 中野綾子 青木枝美
  • 企画
    金森穣

★Nin-Siki

    • 振付 安藤洋子
    • 空間&コンセプト 苅部亮二
    • 音楽/楽曲提供 熊地勇太
    • 衣装協力 皆川明(ミナ ペルホネン)
    • テクニカルディレクター 遠藤豊

座席が2階の4列目
これほどまで己の視力が低いのかと、、、
はじまって暫くは何が起っているのか皆目見当がつかない
スクリーンに映し出される何かの映像が
万華鏡の様であり
神経細胞のようであり
これが実は横たわった踊り手達の計算された動きだったとは
次第に踊り手は立ち上がり、寝転び、立ち上がり、寝転び
バレエのポジションを付けたり、回ったり
何かをやっているというのが
明確に解ることがこれほど安心だとは思わなかった
最後は塊になってポーズ
見終わって思い返すと
不思議と何だか分けの解らなかった
頭の部分がとても印象的
勝手な解釈だけれども
認識しようという行為を一番働かされた箇所だったなぁ
それと、舞台が明るくなってようやく認識できたのだけれども
皆川さんの衣装がとても可愛らしかった
男性も女性も
水玉だったとは、、、

★Waltz

    • 振付 中村恩恵
    • ドラマチュギー 廣田あつ子
    • 空間 瀬山葉子
    • 音楽 ディクル・ハウブリッヒ

キャットウォークに座る男性から広がる世界
四角いライトで区切られた空間
私が今まで中村さんに抱いていた感触と違った世界
そして、とてもインプロ的
言葉を発しながら動く踊り手
会場から笑い声も起こるが
孤独を感じる
少しピナっぽい

noism恒例の終演後のトークショウ
いそいそと席を1階(しかも招待席辺)に移して伺う
第一問の「好きな色は何ですか?」という質問は場が和んでとても良い質問
質問者に小さく拍手
黄色が人気
金森さんは黒と白
「外(屋外)で踊りたい場所は?」という質問に
昨日道玄坂で踊ったと言う回答あり
凄い
金森さんのプライベート限定の答えは
実際それがあったとしたらファンには堪らないのではないだろうか
そして、「noism」の名前の由来と「決められた動きと自由な動き」についての質問
「noism」は主義が無いのではなく
その場その場で主義を選択してくと言うこと
後者の質問には長く在籍されている青木氏が
自身の疑問とともに絞り出して(と感じた)回答
パンフレットで中村さんが

ダンサーに一番必要なことは、テクニックや才能よりも、寛容な精神で己の仕業にコミット出来るという資質なのでは

と綴っていた言葉に呼応するかの様