【橋からの眺め】劇団民藝公演紀伊國屋書店提携

橋殻


  • アーサー・ミラー

  • 菅原卓
  • 演出
    兒玉庸策
  • 出演
    西川明 箕浦康子 桜井明美 杉本孝次
    神敏将 内藤安彦 和田啓作 松田史朗 山梨光國 岡橋和彦
    武田至教 山本哲也 吉川真希 酒井源司 平松敬綱 大崎さおり 川岸紀恵 庄司まり
  • スタッフ
    装置/深川絵美 照明/秤屋和久 衣裳/宮内裕 効果/岩田直行 演出助手/松本昌子

開演が18時30分
長い演目かと思っていたら終演が21時
平日なのだから19時開演21:30終演ではダメでしょうか?
それともその時間が良いと言う客層なのかしら?
ちゃんとこなれた戯曲で
客の咳をするタイミングも作ってくれている親切設計
感情移入をさせない突き放した戯曲が心地よい
ここで誰かに感情移入していたらかなりヘビーな感じで劇場を出ることになってしまう
そんな本
深遠な芝居だったのだけれども
今回つくづく思ったのは
私は男性の同性愛臭に反応するスイッチを持っていないということ
自転キンの「ブラウニング・バージョン」でも
質疑応答コーナーで指摘されて初めて認識したし
今回もプログラムを読んで初めて認識
その視点を入れると
ただの嫌な親父も苦悩する愛する親父に変貌
もしかしたら
男性の書く戯曲はその辺を加味して味わうべきなのか
でも、この戯曲に関しては
洋服のリメイクをするとか
高い音で上手に歌うだとか
料理が上手だとかで
女っぽいと示唆するのは私には非常に困難
そんな私はマイノリティーとは思っていないので
上演するのは少し難しいかも
演ずる役者はどう思っているのかも少し興味あり
私史上初アーサー・ミラーの舞台
昔の人かと思っていたら亡くなられたのは昨年のこの季節
そう言えばそんな訃報もあったと思い出した

〜メモ〜
S/18列10番
P/6300円
T/135分位(休憩10分)
B/