【桜飛沫】阿佐ヶ谷スパイダース

直前にチケットゲット
3階席だけど通路沿いで最前列
パブリックシアターの3階ははじめてかも
あんなに高い天井が近い
しかも雲も見えない
役者の顔も見えない
「桜飛沫」は実は2部構成の2部の題
1部は「蟒蛇如(うわばみのごとく)」
「蛇を食べて子沢山村の、さあ大変」というお話
冒頭での村抜けの惨殺シーン
流れ者の曰くありげな医者
無茶な悪政を行なう為政3兄弟(だけど末っ子は少し良い人)
綺麗な産婆
大変な村人
名を上げたい武士と慕う女
時代劇要素がてんこ盛り
随所随所に笑かして
1部の幕切れは本当に時代劇
藤沢周平だとか池波正太郎だとか山本周五郎だとかそんな感じ
昨年観た「いのちぼうにふろう物語」に私の中の感覚は近いかも
ちゃんと気持ちの区切れをつかせてくれる
イントロダクションがあって
暗転してスクリーン
題名と続いてクレジット
ものすごく映像的
「蟒蛇如」は蛇「桜飛沫」は桜
この「蟒蛇如」の光の白い蛇は終盤でも登場
ああなるほど
昔々阿佐ヶ谷スパイダースがグローブ座でやったとき
あの高さをちゃんと使えているなと思ったのだけれど
今回はどうだったのだろう
どうしても3階席からだと見下ろしてしまう
それはそれでちゃんと面白い舞台セットだったけれど
鬱蒼とした藪、大木の桜はどんな視覚効果だったのか
一方上からの眺めは
どんよりとした1部は地面もどんより
ムンクやココシュカやエゴン・シーレのような地面
2部は桜の花弁がどんどんと降り積もる効果で大変美しい
だけれども最後の最後は最前列あたりで観るのが
一番なのだろうな
最前列の人うらやましい


〜メモ〜
S/A席3階A列28番
P/5500円
T/180分位(休憩15分)
B/個人