【ルル〜破滅の微笑み〜】北九州芸術劇場プロデュース
- 原作
フランク・ヴェデキント
(ルル二部作「地霊」「パンドラの箱」) - 構成・演出
白井晃 - 脚本
能祖将夫 - 出演
秋山菜津子 古谷一行
根岸季衣 増沢望 浅野和之
小田豊 みのすけ 岸博之 石橋祐 まるの保 - 音楽・映像
nido(古谷建志、上杉俊佑、吉川寛、武田真治) - 美術
松井るみ - 振付
井手茂太
1週間ぐらい前に友人から誘われる
会社の優待抽選だとかで後招待券
全くの興味外だったためホントに前知識を持たず観賞
招待席だけど2階の端っこの席
椅子が面白い
劇場に来てチラシ見てようやく
1930年頃のドイツ映画であった話かとシナプスが繋がる
美しい断髪の女性の横顔のスチール写真が印象的で観たいと思っていたけど
観ずにきてしまっていた映画を
舞台で拝見できるとは
感慨深い
しかし、長かった
休憩前までの1幕はうつらうつら半覚醒状態
少し回りくどいかな
勿体つけた感じ
スパーンスパーンといく舞台に慣れてしまっているのかな
凝っていると思われる映像も
私の席からはほとんど見ることができず
視覚面での演出の効果は半分も楽しめなかったと思う
秋山さんは白いワンピースより黒いイブニングのほうが素敵
身体の線も肌もきれいで大変映える
特に最後の深い黒のベルベット風の胸が裂けたドレスは秀逸
増沢さんはとにかく姿が良かった
長身でしっかりと踊れてて知らなかっただけにちょっと得した気分
(俳優座は観ないわけではないのに)
みのすけさんは私がナイロン慣れしてしまっているせいか
シリアス感がいまいち感じられないのだけれども
それがかえって良かったのかも
全体にどんよりまったりした舞台だったので
死亡率80%ぐらい?
もっとデカタンを期待してたのに
イメージの古谷一行の雰囲気が一番しっくりくる
なんともはや
終演してロビーに下りていくと
長塚さんらしき人が立ってたけど
長塚さんだったのかしら