【ロミオとジュリエット】モナコ公立モンテカルロ・バレエ

  • キャスト
    ジュリエット ベルニス・コピエテルス(Bernice Coppieters)
    ロミオ アシェ・ウリアゼレカ()
    ローレンス神父 ガエタン・モルロッティ(Gaetan Morlotti)
    キャピレット夫人 ララ・フェルナンデス()
    ティボルト ジェンス・ウェーバー(Jens Weber)
    乳母 サマンタ・アレン()
    マキューシオ ラモン・ゴメス・レイス(Ramon Gomes Reis)
    ベンヴォーリオ ロドルフ・ルカス
    パリス伯爵 ジェローム・マルシャン()
    ロザライン オーレリア・シェフェール()
  • 全3幕10場
    原作 ウィリアム・シェイクスピア
    振付 ジャン=クリストフ・マイヨー*1
    音楽 セルゲイ・プロコフィエフ
    美術 エルネスト・ビニョン=エルネスト
    衣装 ジェローム・カブラン
    初演 1996年12月 モンテカルロ歌劇場 

ストーリー
イタリアの古都ヴェローナでは、富と権力を誇るモンタギュー家とキャピュレット家の両家が争っていた。しかし、キャピュレット家の娘ジュリエットとモンタギュー家の嫡子ロミオは、敵対関係の家柄に生まれながらも知らないうちに恋におち、互いに惹かれはじめていた。やがて、ふたりは唯一の理解者であるローレンス神父の計らいにより結ばれるが、ロミオはジュリエットの従兄で、好戦的なティボルトがロミオの友人のマキューシオに致命傷を与えたことに激怒。ティボルトを剣で刺し殺し、街を追放されてしまう。ジュリエットはローレンス神父の知恵を借り、ロミオに会おうとするのだが……。

みどころ
マイヨーがプロコフィエフの音楽からインスピレーションを受け作られた、3幕10場の大作バレエ『ロミオとジュリエット』。1996年にモンテカルロ歌劇場で初演され、翌年のパリ新国際ダンス・フェスティバルで大絶賛を浴び、その後の世界ツアーでもさらなる成功をおさめ、マイヨーの評価を確立した作品だ。スピーディーな展開とマイムをほとんど用いず登場人物の踊りでみせるマイヨーの演出は、照明や衣裳、舞台空間が一体となった造形美で洗練された新たな『ロミオとジュリエット』を作り上げた。また、マイヨー版ではローレンス神父が恋人たちの運命を司る存在として要所要所に登場したり、キャピュレット夫人とティボルトの関係も新たなキャラクター付けをほどこすなど、マイヨーのオリジナリティ溢れる『ロミオとジュリエット』なのだ。

ロミオとジュリエットは一番好きなバレエ演目
わかりやすいし
プロコフィエフの音楽も大好き
男性ダンサーもすんなり物語りに入って
物語性のある踊りを見せてくれるのも好き
今回のロミジュリは今まで見た中でも異色の方へのベクトルが強い
何しろジュリエットが短髪
ジュリエットのママもえらく艶っぽくて色っぽい(エロっぽい)
簡素な舞台だけれども美しい
とにかく美しい舞台だった
でも毎回つくづく馬鹿な二人だなぁと思う

*1:生まれ故郷のトゥール国立音楽院で舞踊とピアノを学び、その後はカンヌのロゼラ・ハイタワー国際舞踊学校で3年間を過ごす。1977年に、ローザンヌ国際バレエコンクールローザンヌ賞を獲得。1983年には、トゥール・バレエの振付家・芸術監督に正式に任命され、約20の作品を創作。この間も、数多くのバレエ団から演出家として招待されたり、国際コンクールの審査員、審査員長などを歴任するなど幅広く活躍。1993年、モンテカルロ・バレエ団の芸術監督に就任し、『黒い獣たち』『テーマと4つのバリエーション』『ホーム、スイートホーム』『月はどこに』『賢明な国』『ロミオとジュリエット』『シンデレラ』など、新作のレパートリーを次々に発表。シンプルでありながら、躍動的な舞台と高い芸術性は瞬く間に世界中から支持され、現代のバレエシーンの中でも、最も注目を集める振付家として存在感を発揮している。